バド日本がスディルマン杯準優勝…桃田主将「貢献できなかった」決勝で再び中国の壁

[ 2021年10月4日 00:27 ]

桃田賢斗
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 男女混合の団体で争うバドミントンの国・地域別対抗戦スディルマン杯最終日は3日、フィンランドのバンターで決勝が行われ、日本は中国に1―3で敗れ、準優勝だった。2大会連続の決勝での顔合わせだったが、日本の初優勝はならなかった。

 第1試合の男子ダブルスは保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)が1―2で落としたが、第2試合の女子シングルスで山口茜(再春館製薬所)が東京五輪金メダルの陳雨菲を2―0で撃破。山口は「前回も同じ状況で負けてつないでしまった。それを繰り返したくない気持ちと、相手が東京五輪メダリストなので向かっていく気持ちを持って臨んだ」と振り返った。

 それでも、第3試合の男子シングルスで主将を務めた桃田賢斗(NTT東日本)が石宇奇に1―2で敗北。前回決勝でも土を付けられた宿敵にリベンジできなかった。

 桃田は「相手の攻撃力に押されて気持ちが引いたのが敗因。勝ちきれないところがまだまだ自分の弱いところ」と振り返り「たくさん試合をさせていただいた。自分的にも吹っ切れた部分がある。準決、決勝とチームに貢献できなかったけど、とても良い経験をさせていただいた」と必死に前を向いた。

 第4試合の女子ダブルスでは準決勝に続き松本麻佑(北都銀行)、松友美佐紀(日本ユニシス)組が登場した。東京五輪銀メダルの陳清晨、賈一凡組の壁は厚く、0―2のストレートで敗れ試合終了。第5試合に控えていた混合ダブルス東京五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)につなぐことはできなかった。

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2021年10月3日のニュース