西村優菜、史上3人目の3週連続Vへ奪首「凄くいいラウンド」

[ 2021年10月3日 05:30 ]

女子ゴルフツアー日本女子オープン第2日 ( 2021年10月2日    栃木県烏山城CC二の丸・三の丸C=6550ヤード、パー71 )

<日本女子オープン・2日日>14番、ティーショットを放ち声援に応える西村優菜(撮影・西尾 大助)
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 悪天候で順延となった第2ラウンドが行われ、30位から出た西村優菜(21=スターツ)が8バーディー、ボギーなしの63をマークし、通算9アンダーで単独首位に浮上した。63はパー71設定での18ホールの最少ストローク大会記録を3打更新し、同ツアー記録に並んだ。2位に2打差をつけて、全美貞、鈴木愛に続く史上3人目の3週連続優勝、史上16人目の年間メジャー2勝に前進した。

 最終18番、西村は6メートルのパットを沈めて8つ目のバーディーを奪った。63はパー71の大会最少ストローク。16年第3ラウンドの田(チョン)仁(イン)智(ジ)、今年第1ラウンドの上田の66を3打更新した。記録を塗り替えた21歳は「18番はたくさんギャラリーがいたのでバーディーが取れてうれしかった。凄くいいラウンドができた」と笑顔を見せた。

 同じコースで開催された16年大会で高校生ながら6位に入ったが、難しい印象が残っており「第1日は守りに入った」。スイング中に体が開きショットが乱れて70。中止となった前日は練習場で打ち込みスイングを修正。この日は難コースを攻め落とし「こういうセッティングで攻めることができたのは成長かな」と胸を張った。

 好スコアを支えたのが飛距離で劣る西村の武器、フェアウエーウッドだ。1番で残り200ヤードから5Wで4メートルにつけてバーディー発進するなど巧みに操りバーディー量産につなげた。今週は練習量を増やし、ドロー、フェード、ストレートの球筋を打ち分けてきた。その成果を披露した。

 「いい位置で決勝ラウンドを迎えることにホッとしている。あと2日間、自分のゴルフができれば」。5月のワールド・サロンパス・カップ以来のメジャー2勝目が視界に入った。

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2021年10月3日のニュース