完勝発進の国枝、空調効いたセンターコートでの試合「ホームアドバンテージ感じた」

[ 2021年8月28日 14:35 ]

東京パラリンピック第5日 車いすテニス 男子シングルス2回戦   国枝慎吾2(6―0 6―1)0ゲルゲリー ( 2021年8月28日    有明テニスの森公園 )

<男子シングルス2回戦> 初戦を快勝し、笑顔の国枝 (撮影・光山 貴大)
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 男子シングルスで3度目の金メダルを狙う第1シードの国枝が、自身の初戦となった2回戦でストレート勝ちし、3回戦へ進んだ。第2セット5―1で迎えた第7ゲームを15―40から4連続ポイントで締めくくると「どのプレーが調子良いのか、硬いのかだとかチェックできた試合だった。コンディションも凄くいいと思っているので、一戦一戦戦っていきたい」と余裕で振り返った。

 試合中に笑顔が目立ったと指摘されると「いかにリラックスしながら、普段のツアーでやってる自分自身のテニスを出すかの勝負。対戦相手じゃなくて、自分自身にいかに打ち勝つかをポイントにしてプレーしているところはある。どういう心境でやれば自身のプレーが出やすいのかは経験で分かっている」と説明した。酷暑で屋外コートの試合開始時間が軒並み夕方からに変更される中、空調の効いたセンターコートで昼間の試合。「ホームアドバンテージなのか、それとも世界ランク1位のシードだから当たり前なのか」と問われ、「当たり前なんて言ったら炎上しちゃうじゃないですか」と笑い、「凄くありがたいです。外でやるのは結構過酷な状況ですし。屋外は今日も(午後)3畤からになってますけど、読めない部分もあるので。こうやってセンターコートで、空調の効いた中でやらせてもらえるのは凄くホームアドバンテージを感じた瞬間でした、はい」と答えた。

 車いすテニスに限らず日本勢は幸先よいスタートを切っている。選手団主将は「凄く刺激を受けますし、思った以上にテレビで放映してくれているので、それがまずはうれしい。自分自身も好きなバスケとか球技を見ると、テンションが上がってくる。昨日からあまり夜寝る前に見ないようにしました」と明かした。

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