女子バレー日本代表・中田久美監督が退任 東京五輪は「不本意な結果」も「5年間に後悔も悔いもない」

[ 2021年8月27日 18:00 ]

東京五輪で指揮を執った中田久美監督(ロイター)

 日本バレーボール協会は27日、東京五輪で女子日本代表の指揮を執った中田久美監督(55)が8月末で退任すると発表した。後任は「決まり次第お知らせいたします」としている。

 発表によると、中田監督は1次リーグ敗退に終わった五輪後に退任の意向を協会に伝え、この日行われた女子強化委員会の場でも同様の表明をしたという。

 中田監督は16年に就任。地元開催の東京五輪では12年ロンドン五輪銅メダル以来の表彰台を目指したが、1勝4敗で決勝トーナメント進出ならず。1次リーグ敗退は96年アトランタ大会以来25年ぶりとなった。

 中田監督のコメントは以下の通り。

この度、8月末日を持って日本代表監督を退任いたします。新型コロナウイルス感染症の影響で異例の一年延期となった東京2020オリンピックを、今もなお大変な状況が続いている中、私たちに戦うチャンスを与えていただきましたこと、国民の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに対し心より感謝申し上げます。

 また、不本意な結果となったことを大変申し訳なく思っています。日本代表監督として、皆さまの想いをしっかり背負い、バレーボール界発展のために様々なことに挑戦し戦い続けた5年間に後悔も悔いもありません。また、今まで一緒に戦ってくれた選手・スタッフと共に歩んできた時間は、私にとってとても貴重で、一生忘れることはないと思います。

 バレーボール界の更なる発展を願うと共に、日本国民の一人として、新型コロナウイルス感染症が終息し平和な世の中になることを心より願っています。

続きを表示

2021年8月27日のニュース