五輪チケット販売枚数は4万枚 無観客で356万枚が無効、払い戻しも3万枚

[ 2021年7月22日 11:47 ]

国立競技場と五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、五輪の観戦チケットの枚数に関するデータを公表した。6月に観客の上限数を「収容定員の50%、最大1万人」と定めるまでに販売された約363万枚のうち、今月に首都圏の1都3県と福島、北海道が無観客開催の方針が決まり、入場不可となったチケットは約356万枚。さらに、有観客開催で観客数上限に伴う再抽選で“当選”しながら払い戻し申請がされた宮城・静岡の競技会場のチケットは約3万枚。現在、販売されたチケットの枚数はわずか約4万枚という。金額や人数、払い戻しの内訳や傾向は非公表とした。

 組織委はもともと、チケット販売による収入を約900億円と見込んでいた。武藤敏郎事務総長は11日に出演したNHKの番組で「収支が整わないことはまず間違いない」「(チケット収入は)何十億円程度に激減する」などと話していた。

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2021年7月22日のニュース