サニブラウン冷や汗の準決勝突破 「いやあ、運良かった」 25日決勝へ「優勝かっさらう」

[ 2021年6月24日 19:57 ]

陸上・日本選手権第1日 ( 2021年6月24日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>男子100メートル準決勝 1着で決勝進出を決めた山県亮太。左は3着のサニブラウン(撮影・北條 貴史)
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 注目の男子100メートル準決勝で、前日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)は1組3位となる10秒30(無風)で25日の決勝に進出した。

 6日に9秒95の日本新記録をマークしたばかりの山県亮太(セイコー)と、準決勝で新旧日本記録保持者対決が実現。スタートからスピードに乗れず後半の爆発力も欠いたが、何とかタイムで拾われた。

 オンラインでの取材中に決勝進出が決まり、「いやあ、運良かったすね。いいのか悪いのかわかんないすけど」と振り返った。20年は一度も競技会に姿を見せず、19年秋の世界選手権以来の実戦となった5月31日のレースでは追い風3・6メートルで10秒25止まり。状態が心配されていたが、この日は準決勝でふくらはぎがけいれんしたという。

 25日の決勝で3位以内に入れば、初の五輪代表に決まる。「誰も注目していないんで、優勝をかっさらってやろうかなと思う。100メートル1本、全力でいければ」と気合を入れ直していた。

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