ジョコビッチ、男子初Wグランドスラム 0ー2から逆転「忘れられない試合」

[ 2021年6月15日 05:30 ]

テニス全仏オープン最終日 ( 2021年6月13日    パリ・ローランギャロス )

全仏オープン男子シングルスで5年ぶり2度目の優勝を果たしたジョコビッチ(AP)
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 男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が第5シードのステファノス・チチパス(22=ギリシャ)に2セットダウンからフルセットで逆転勝ちし、5年ぶり2度目の優勝を飾った。4大大会は今年の全豪オープンに続く2連勝で通算19勝目。68年のオープン化(プロ解禁)以降では男子初となる、4大大会全てで2度以上優勝の「ダブル・グランドスラム」も達成した。

 0―2と追い込まれたジョコビッチはトイレ休憩を取った。ロッカーにこもること約3分。「別人になって戻ってきた」と言う34歳は第3セット以降、4度のブレークで22歳のチチパスを圧倒した。第4セット以降、5本以上続いたラリーの勝敗は34―21。4時間12分の激闘でもスタミナは切れなかった。

 4回戦のムゼッティ(イタリア)戦でも同じトイレ休憩があり、イタリア人記者からは「セルビアの聖人にでも会ったのか?」との冗談交じりの質問も飛んだ。ジョコビッチも「守護天使がいる特別な場所がある」と軽口で返し、「頭の中の“もう終わりだ”という声に“自分はできる”と言い聞かせる時間をつくった」とメンタルコントロールに充てたと明かした。5セット試合の通算成績は35勝10敗。5勝5敗のチチパスとは格が違った。

 ナダルとフェデラーが持つ4大大会最多記録20勝にあと1つと迫る19勝目。オープン化後では男子初の「ダブル・グランドスラム」も達成し、世界ランキング1位は「忘れられない試合になった」と充実感に浸った。

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