東京五輪パラ、プレーブック改訂第3版 水際の強化、国内での対策、感染者の対処などをアップデート

[ 2021年6月15日 21:42 ]

国立競技場と五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、参加選手が守るべきコロナ対策の行動ルールとまとめた「プレーブック(PB)」の改訂第3版を公表し、さまざまなルールを強化し、明確化した。国際オリンピック委員会(IOC)のエグゼクティブディレクターのクリストフ・デュビ氏は「いろいろな組織、専門家の協力の下、かなりの詳細が盛り込まれた」と語った。

 主な変更点は以下の通り。

 (1)水際の強化
 入国前の検査2回は陰性証明をどう取得し、どこに提出するかを明記。空港の検査手続きは結果通知まで空港で待機し、もし陽性の場合は選手村の発熱外来に運ばれる。また、変異株により、今後の入国措置は変わる可能性があることも加えられた。

 (2)国内での対策
 入国後14日間は監督者、GPSによる行動管理を行う。検査スケジュールは、競技参加に影響しないように工夫する。また、マスクは不織布が望ましいと書き込んだ。

 (3)感染者の対処
 感染症対策センターの役割を明記した。IOCはコロナ対策サポートユニットを通じて感染した選手をサポートし、専門家諮問グループもアドバイスする。また、陽性反応が出たときは、選手村の外の宿泊施設に隔離する。

 組織委員会の中村英正氏は「この1カ月間で具体的な措置を検討し、アップデートした。これが最終版ではないが、かなり最終版に近づいている」と話した。

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2021年6月15日のニュース