本多灯 初の五輪!“師匠”瀬戸破って200バタ制覇「うれしいの一言」

[ 2021年4月7日 05:30 ]

競泳日本選手権第4日 ( 2021年4月6日    東京アクアティクスセンター )

競泳日本選手権男子200メートルバタフライ決勝、優勝を果たしガッツポーズを見せる本多(撮影・会津 智海)
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 男子200メートルバタフライ決勝は本多灯(19=アリーナつきみ野SC)が1分54秒88で優勝し、初の五輪代表に内定した。

 本多はタイムを確認すると笑顔でガッツポーズを決めた。1分54秒88で自己ベストを更新し、派遣標準記録(1分56秒25)も突破。初の五輪切符に「うれしいの一言。ホッとした」と表情が緩んだ。

 前半100メートル3番手だったが得意の後半にスパート。ラスト5メートルでトップの瀬戸を捉えた。「強みは最後の50メートルの泳ぎ。後半爆発できるように意識してきた」と振り返った。

 19年の初夏、瀬戸と一緒に欧州グランプリを転戦した。きつい練習をこなしながら、試合でも好記録を出す姿に「電気が走った。ビリッときた」と感銘を受けた。「どうすれば速くなりますか」と尋ねると、先輩の答えは明快だった。「練習だよ」。言葉を胸に隣レーンの瀬戸に競り勝った逆転V。「勝てたことはうれしい」と素直に喜びを口にした。

 昨秋には北島康介氏がGMを務める東京フロッグキングスの一員として、ハンガリー・ブダペストで開催された国際リーグに出場。活動停止処分の瀬戸の代役だったが、トップ選手と約1カ月、生活をともにしたことも成長のヒントとなった。

 目指すは瀬戸が保持する日本記録の52秒台。「そこまでいかないと世界では戦えない。五輪では大也さんと一緒に表彰台に乗りたい」。24年パリ五輪に照準を合わせていた19歳が、4大会連続メダルを獲得する日本の「お家芸」で“東京”のダークホースになる。

 《ミラクが世界記録》男子200メートルバタフライは五輪で日本勢が4大会連続でメダルを獲得中の種目だ。19年世界選手権で1分50秒73の世界記録を出した21歳のミラク(ハンガリー)が頭一つ抜けている。瀬戸は同大会の銀メダリストで本調子なら、東京五輪でもメダルの有力候補。同大会3位のルクロス(南アフリカ)や、18年欧州選手権3位で伸び盛りの19歳ブルディッソ(イタリア)らとのメダル争いが予想される。

 ◆本多 灯(ほんだ・ともる)2001年(平13)12月31日生まれ、神奈川県出身の19歳。日大藤沢高出、日大2年、アリーナつきみ野SC。男子200メートルバタフライで19年世界ジュニア選手権2位。1メートル73、75キロ。

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