パラスキー・村岡 スーパー大回転で2年ぶりの復帰で勝利「思ったより体動いた」

[ 2021年3月10日 05:30 ]

パラアルペンスキー・IPC公認大会 ( 2021年3月9日    長野・菅平高原パインビークスキー場 )

スーパー大回転女子座位の第1戦で優勝した村岡桃佳
Photo By 共同

 スーパー大回転が行われ、女子座位は18年平昌パラで金を含むメダル5個獲得した村岡桃佳(24=トヨタ自動車)が第1戦を制した。第2戦は途中棄権だった。村岡は陸上で東京パラ出場を目指し、19年3月にスキー活動を休止。今大会は22年北京パラ出場に向け、2年ぶりの復帰戦だった。同大会は北京パラ出場枠を争うポイントレースの対象となる。10~13日はアジア・カップの回転と大回転が行われる。

 村岡が22年北京パラへ再スタートを切った。第1戦は2位に4秒差を付けて圧勝したが、第2戦は転倒で途中棄権。「とにかく緊張した。思ったより体は動いたが、転倒は悔しかった」と苦笑いした。陸上を経験したことで利点もあった。転向当初は陸上の体ができていないと指摘を受けたことで、上半身を徹底強化した。「体幹はやっぱり強くなった。そこはスキーに生きている」と手応えを口にしていた。

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