池江璃花子 日本選手権4種目エントリー「全てで決勝に残ることが目標」 東京五輪出場視野に

[ 2021年3月10日 12:00 ]

池江璃花子
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 白血病からの完全復活を期す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が東京五輪日本代表選考会となる4月の日本選手権(3~10日、東京アクアティクスセンター)で50メートルと100メートルの自由形、50メートルと100メートルのバタフライの4種目にエントリーした。昨年8月に594日ぶりにレース復帰してから5大会に出場。参加標準記録を突破した全種目に登録し「日本選手権では出場種目全てで決勝に残ることが目標です。試合での結果は毎日の練習でどれだけ自信をつけられるかだと思っているので、がむしゃらに練習してレース本番を迎えたいです。日本選手権で全力で泳ぐ姿をみて頂けたら嬉しいです」とのコメントを出した。

 東京五輪出場権獲得には日本選手権の決勝レースで派遣標準記録を突破して2位以内(リレー種目は4位以内)に入ることが条件となる。池江の復帰後のベストタイムは50メートル自由形が24秒91で五輪派遣標準記録の24秒46に0秒45差。100メートル自由形は55秒35で個人種目の五輪派遣標準記録53秒31に2秒04差があるが、リレーの五輪派遣標準記録までは0秒93差に迫っている。100メートルバタフライは59秒44で、五輪派遣標準記録の77秒10まで2秒34。50メートルバタフライは非五輪種目だ。あくまで24年パリ五輪でのメダル獲得が目標だが、その過程となる東京五輪出場を視野に入れて日本選手権に臨む。

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2021年3月10日のニュース