デュアルモーグル・堀島 世界選手権銅「持ちこたえた」 モーグルの敗戦切り替え2大会ぶりメダル

[ 2021年3月10日 05:30 ]

フリースタイルスキー・世界選手権 ( 2021年3月9日    カザフスタン・アルマトイ )

フリースタイルスキーの世界選手権デュアルモーグル男子で3位に入り表彰台に立つ堀島行真(右)(FIS提供・共同)
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 非五輪種目のデュアルモーグル男子は17年大会覇者の堀島行真(23=トヨタ自動車)が銅メダルを獲得した。2大会ぶりの頂点は逃したが、予選敗退したモーグルの雪辱を果たした。準決勝で堀島を下したミカエル・キングズベリー(28=カナダ)が2大会連続の2冠を達成。女子は住吉輝紗良(21=日大)が8位、今大会モーグル5位の冨高日向子(20=多摩大)は14位だった。

 銅メダルを争ったケリー(カナダ)が途中棄権した中、堀島は集中を切らさなかった。中盤のターンでバランスを崩しながらも耐えてフィニッシュ。前日のモーグルは予選敗退に終わっただけに「気持ちは下がっていたけど、やってきたことを思い出して何とか持ちこたえることができた」とうなずいた。

 準決勝で絶対王者・キングズベリーと今季初マッチアップも、高さの出た第1エアの着地が大きく乱れて立て直せず、第2エア手前で転倒。骨折から復帰したばかりのライバルに屈したが、3位決定戦では切り替えた。

 今季はW杯開幕戦を制したものの、2戦目以降は表彰台に立てず満足のいく結果は出せていない。2大会ぶりのメダルで「最低限みんなの期待に応えることができた」と自信を得た様子だった。

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