高木美帆「北京五輪に向けて良い歩みにしたい」 スピードスケート全日本選抜が11日開幕

[ 2021年2月10日 18:18 ]

高木美帆
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 スピードスケートの全日本選抜長野大会は2月11日に長野市のエムウエーブで開幕する。10日には前日練習が行われ、全日本選手権で5冠を達成した18年平昌五輪メダリストの高木美帆(26=日体大職)は「自分のやってきたことを結果として出したい」と意気込んだ。

 同時期にはオランダで日本選手の派遣が見送られた世界選手権が行われている。高木は「同じ時期に開催されるこの大会に照準を合わせて滑り切ることが、来年に備えるためにできることの一つ」と大会の位置付けを強調。今季は新型コロナウイルスの影響で国内での調整が続いているが、「平昌の時とは違った経験をして北京に挑めると思っているので、まずは今大会で自分がやろうとしていることをしっかりとやり切ることを目標として、北京に向けて良い歩みにしたい」と1年後に迫った北京五輪を見据えた。

 平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)も地元のリンクで最終調整し、「12月から着手している課題が良い方向に来ている。どんなタイムが出るか楽しみ」と自信を見せた。昨年末の全日本選手権では同種目で2位、1000メートルで4位と結果を残せなかったが、「シーズン中にここまで立て直せるという自信を持てるレースにしたい。修正の軌道に乗っていることをタイムで証明できたら」と誓った。

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2021年2月10日のニュース