森会長発言巡り12日に懇談会開催が正式決定 出席者は当日公表 試される自浄作用

[ 2021年2月10日 16:30 ]

国立競技場とJOCビル前の五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は10日、今月3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会における森喜朗会長(83)の女性蔑視発言に関し、12日午後3時から東京都内で評議員会・理事会合同懇談会を開催すると正式発表した。懇談会では組織委の評議員、理事、監事が出席し、森会長の発言と今後の男女共同参画に関する組織委の取り組みについて、意見を交わすという。当日はリモートでの参加も受け付けるという。

 懇談会後には記者会見も行われる予定だが、組織委は出席者については当日発表するとし、森会長本人の出席は不明となっている。

 一連の発言をめぐっては国内外から厳しい批判が噴出しているが、政府与党や組織委内部では、森会長を擁護、続投を容認する動きが出ている。“身内”で開かれる懇談会で厳しい意見が出るのか、組織委自体の自浄作用が試される場となりそうだ。

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2021年2月10日のニュース