ロコ・ソラーレ“殴り合い”制し3連勝 藤沢「我慢しきれたのが良かった」

[ 2021年2月10日 05:30 ]

カーリング全農日本選手権第2日 ( 2021年2月9日    北海道稚内市みどりスポーツパーク )

富士急戦でショットを放つロコ・ソラーレの藤沢(中央)=(c)JCA IDE
Photo By 共同

 1次リーグが行われ、女子で18年平昌(ピョンチャン)五輪銅メダルのロコ・ソラーレが富士急を12―10、SC軽井沢クを11―1で下して3連勝とした。前日(8日)、3月にスイスで開催予定だった女子世界選手権の中止が発表されたが、スキップの藤沢五月(29)はショックを見せずに集中。男子は3連覇を狙うコンサドーレが3連勝とした。

 富士急との壮絶な点の取り合いをロコ・ソラーレが制した。「見ていた人に“殴り合いの試合だったね”と言われた」と振り返った司令塔の藤沢は、「我慢しきれたのが良かった。勝てば良し」と笑みを浮かべる。約6時間後のSC軽井沢クとの試合は、一転して11―1で完勝した。昨年に続き日本一になれば、22年北京五輪出場権を得た際に代表となるが、枠を争う女子世界選手権が新型コロナウイルスの影響で中止に。藤沢は「残念」とする一方、「与えられた環境でベストを尽くすのが一番」とショックを見せず、チームを3連勝に導いた。

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2021年2月10日のニュース