ノーシード就実 25大会ぶりV!“深沢ツインズ”2人で40点超

[ 2021年1月11日 05:30 ]

バレーボール全日本高校選手権最終日   就実(岡山)3-1大阪国際滝井(大阪) ( 2021年1月10日    東京体育館 )

25大会ぶり3度目の優勝を決め、喜ぶ深沢め(左端)ら就実の選手
Photo By 共同

 男女の決勝が行われ、女子はノーシードから勝ち上がった就実(岡山)が大阪国際滝井を3―1で下して25大会ぶり3度目の優勝を飾った。男子は東福岡が前回準優勝の駿台学園(東京)に3―1で勝利して5大会ぶり3度目の優勝に輝いた。最優秀選手賞は男子が東福岡の柳北悠李(3年)、女子は就実の深沢めぐみ(2年)が選ばれた。コロナ下の今大会は無観客で実施。男子の前回優勝校の東山(京都)が新型コロナウイルス感染で棄権するなど、異例の大会となった。

 強豪を撃破して勝ち上がってきた今大会を象徴するように、決勝戦も一気呵成(かせい)に試合を決めた。

 第4セット、12―9から9連続ポイントを奪って大阪国際滝井の闘志を粉砕。エースの深沢めぐみは「監督にもエースが決めれば勝てると言われていた。難しいボールもあったが決め切れたのは自信になった」と力強く語った。

 めぐみ・つぐみの“深沢ツインズ”が躍動した。2年生ながら身長はともに1メートル76で、ジャンプの最高到達点はどちらもチーム屈指の301センチ。この日は2人合わせて40点以上を叩き出してけん引した。妹のつぐみは「姉は練習の時は負けたくないライバルだが、試合になったら心強い味方」と笑顔で話した。

 来年も深沢ツインズが主体となって大会連覇を狙う。ゲームキャプテンを務めた姉のめぐみは「技術をさらに向上させて、来年も日本一になりたい」と意気込みを語った。

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2021年1月11日のニュース