女子五輪代表の吉田・吉岡組、予選で全体4位 男子に負けじ好発進

[ 2020年11月12日 05:30 ]

セーリング全日本470級選手権第1日 ( 2020年11月11日    神奈川県江の島ヨットハーバー沖 )

全体4位で通過した吉田(左)・吉岡組
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 男女の区別なく予選2レースが行われ、東京五輪女子代表で連覇が懸かる吉田愛(40)・吉岡美帆(30=ともにベネッセ)組は1レース目を1着、2レース目を4着で終え、全体4位につけた。男子代表の岡田奎樹(24=トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(29=JR九州)がトップ通過。予選は11レースを行い、最終日の上位10艇によるメダルレースで順位を決める。

 吉田・吉岡組が圧巻の走りで好発進した。1レース目は男子のトップ選手を寄せ付けずにフィニッシュ。スキッパーの吉田は「男子並みに力強い追い風の走りを課題に取り組んできた。レベルアップできている」と手応えを示した。

 コロナ下でのセーリングの大規模大会開催は初めてで、吉田・吉岡組にとっても約1年ぶりの大会。レース感覚の確認とともに、「男子にぶっち切らせないようにします」(吉田)と気合が入っていた。クルーの吉岡も試合がない間にウエートトレーニングに励んだ成果を発揮し「力強い動作ができた」とうなずいた。海外遠征ができず「シビアなレースをやれていない」だけに、タイトルが懸かる男女合同のレースは重要な実戦になる。

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2020年11月12日のニュース