昨季最下位の風林火山がトップ 二階堂&滝沢3勝、勝又も初勝利 Mリーグ2020

[ 2020年11月11日 12:00 ]

チームを押し上げる風林火山の二階堂亜樹
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 注目の頭脳スポーツ、麻雀プロリーグ戦「大和証券Mリーグ2020」は10日までに44試合が行われ、昨季レギュラーシーズン最下位のEX風林火山が合計獲得ポイント(P)を359・6Pとして首位に立った。昨季7位のドリブンズが75・9P差の283・7Pで2位と、昨季不振だった両チームが序盤戦で大きなプラスを出している。

 首位に立った風林火山の二階堂亜樹は、昨年とはまるで別人という強さを見せている。6日の第1試合、東1局1本場、ドラの發が暗刻、さらに赤が1枚ある手をダマテンでツモって1万2000点のアガリ。先制パンチを繰り出すと、東3局1本場ではツモ・タンヤオ・平和・赤・ドラの8000点をアガってダントツ首位。その後もバランスのいい打ち筋で進め、同局以降はトップを譲ることなく個人3勝目を挙げ、チームを首位に近づける白星を飾った。試合後は、「チームの調子はいいです」と笑顔。その言葉通り、第2試合でチームメイトの勝又健志が2着につけ、ドリブンズをかわして首位に浮上した。

 二階堂は昨季、個人成績で29人中28位。チームも最下位と厳しい時間を過ごした。今季、4強入りを逃したチームは選手の入れ替えを行うというルールの中で好調を持続。6戦してトップ3回、2着2回、3着1回と最下位なしを継続している。チーム成績と連動するように、個人成績も3位と躍進。「もっと上?そうですね、見たいですね。チームは好調ですし、この後もしっかりポイントを重ねていってレギュラーシーズン突破を目指したい」とさらなる成績アップを見据えた。
 
 そして、10日の第1試合で勝又が待望の初勝利を挙げ、2位ドリブンズとのリードを広げた。“軍師”の異名持つ男は、「チームは順調に来ているが、少しでもポイントを積み重ねたい」と意気込んだ。同チームの滝沢和典も個人3勝と好調を堅持。昨季最下位からトップへ――。風林火山の挑戦はこれからも続く。

 【総合順位】

(1)EX風林火山
(2)赤坂ドリブンズ
(3)KONAMI 麻雀格闘倶楽部
(4)渋谷ABEMAS
(5)TEAM 雷電
(6)U―NEXT Pirates
(7)KADOKAWAサクラナイツ
(8)セガサミーフェニックス

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2020年11月11日のニュース