桃田賢斗 世界のバドミントンは俺が引っ張る!2大レジェンド引退で決意新た「次の世代のためにも」

[ 2020年8月1日 05:30 ]

母校の体育館でインタビューに答える桃田(C)UDN SPORTS
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 バドミントン男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)が7月中に、中高生時代を過ごした第二の故郷・福島県で個人合宿を行った。所属事務所「UDN SPORTS」が合宿のインタビュー動画を公開し、改めて1年後の東京五輪金メダルを誓った上で、世界の2大レジェンドが引退した今後のバドミントン界をけん引する自覚を見せた。

 梅雨の明けない7月、桃田は福島県にいた。母校の富岡一中、富岡高(現ふたば未来学園中、高)のあった双葉郡で、恩師や後輩たちと汗を流した。午前、午後とみっちりスパーリングを行い、6日間で40ゲームほど消化。邪念を振り払うかのように、ラケットを振りまくった。「この1週間で強くなれた。高校生や中学生と高め合えた」。コロナ禍で国内外の大会は中止となっているが、桃田にとって濃厚な時間だった。

 本来であれば真っ最中の東京五輪は1年延期。今年1月に遠征先のマレーシアで交通事故に遭った桃田は、右目の眼窩(がんか)底骨折など負傷からの復帰途上だ。1年後の大舞台。「頂点に立てるように」と改めて誓った桃田は「今、凄く試合がしたくてウズウズしているくらい。ということは、自分の中でも準備ができているということ。今この充実感を無駄にしないで継続できたら」と手応えを口にした。

 恩返しの金メダル。その先に、世界のニューレジェンドになる自覚もある。昨年にマレーシアの英雄リー・チョンウェイが引退。7月には08年北京、12年ロンドン五輪連覇のスター、林丹(中国)が第一線を退くと表明した。2大会の決勝で死闘を繰り広げた2大レジェンド。桃田は林丹と同じ左利きで、自国開催の五輪で頂点に立った試合映像を何度も研究した。世界ランク1位に君臨し続ける今でも、2人の圧倒的な存在を追いかけ続ける。「次の世代の選手のためにも、自分がもっともっとバドミントン界を盛り上げてリードしないと」。熱い思いも秘めながら、静かにカムバックの時を待っている。

 《復帰戦未定も緩みなし》現時点で桃田の復帰戦は不透明のまま。ワールドツアーは3月の全英オープン(OP)を最後に中断。9月1日開幕の台湾OPから再開予定だったが、韓国OP、中国OP、ジャパンOPを含めた9月の4大会が中止となった。6、7、8月に実施予定だった日本代表合宿も全てキャンセルが決まった。桃田は「先が見えない中で自分に厳しくするのは難しいこと。そういうところでも逃げずに自分と向き合って追い込んでいくというのは今のところできている」と語った。

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