王者ラプターズがフロリダ入り 地元トロントでの練習は困難 特例で現地入り

[ 2020年6月23日 12:02 ]

フロリダ入りしたラプターズ。中央はナース監督(AP)
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 NBAは7月30日からシーズンを再開させるが、フロリダ州オーランドでの一括開催に参加する22チームのうち、カナダ・トロントを本拠にしている昨季王者のラプターズが先陣を切って現地入りした。

 米国にいる選手をトロントに招集するとカナダの規則によって14日間の検疫が義務付けられるために、同チームは米国内での練習を選択。米国内を本拠にしている他の21チームはそれぞれの地元で練習を再開させているが、ラプターズはフロリダ州フォートマイヤースのフロリダ・ガルフコースト大で7月7日ごろまでトレーニングを行うことになった。

 ラプターズは3月11日で中断した時点で46勝18敗。東地区全体2位につけており、すでにプレーオフ進出は決まっている。連覇がかかるファイナルの最終第7戦まで残ると、フロリダ滞在は約4カ月間。同州では新型コロナウイルスの感染者が22日の2926人を加えてついに10万人を突破しただけに、他チームより長くなる滞在期間の影響が懸念されている。

 スポーツ界でも感染者が増加。この日は女子プロサッカー・リーグ、オーランド・プライドに所属する6人の選手と4人のスタッフが陽性反応を示してチームから離脱しており、ラプターズは目に見えぬ“敵”とも戦うことになりそうだ。

 なおラプターズ以外の21チームは7月9~11日にオーランドに集結。再開シーズンはオーランドのESPNワイドワールド・オブ・スポーツコンプレックス内にある3つのアリーナで開催される。

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2020年6月23日のニュース