佐々木隆道氏 引退に悔いなし ラストシーズンは「感謝の気持ちや仲間への思いをかみ締めてやっていた」

[ 2020年6月20日 05:30 ]

今季で現役を引退した佐々木隆道氏
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 ラグビー元日本代表で今季限りで現役を退き、来季からトップリーグ・キヤノンでFWコーチに就任する佐々木隆道氏(36=前日野)が、19日までにスポニチのインタビューに応じた。各カテゴリーで主将と日本一を経験し、名指導者から受けてきた教えを、今後はラグビー界に還元していく考えを示した。(阿部 令)

 結果的に現役最終戦となった2月1日のヤマハ発動機戦で左大胸筋を肉離れ。復帰を目指し、懸命にリハビリに励んだが、コロナ禍でシーズンは打ち切られた。やや寂しい幕切れながら、佐々木氏本人は「今シーズンは毎試合、これが最後だと思ってプレーして、今まで以上に感謝の気持ちや仲間への思いをかみ締めてやっていた。終わり方はこだわってなくて、そういう思いで戦えたことの方が自分の人生では大事」ときっぱり言い切った。

 大阪・啓光学園(現常翔啓光学園)高、早大、サントリーで主将を歴任し、日本一に輝いた。日野でもチーム初のTL昇格を決めた18年1月の入れ替え戦でゲーム主将を務めた。佐々木氏といえばキャプテン、そして日本一。そんなイメージを持つラグビーファンは少なくないが、「仲間に恵まれ、指導者に恵まれ、本当にいい出会いをしたからこそ」と感謝を忘れなかった。

 記虎敏和氏、清宮克幸氏、エディー・ジョーンズ氏…。20余年にわたり名だたる指導者の教えを受けてきた経験を、今度はラグビー界に還元する。理想とするのは「選手を望む場所まで連れて行ってあげられるコーチ」だ。だからこそ、「まずは自分をコーチとして成長させることが第一」とし、現役時代に所属歴のないキヤノンに飛び込み、沢木敬介新監督の下でコーチ業を開始する。「子供たちが“選手になりたい”と胸を張って夢を語れる」ラグビー界にするために、変わらぬ向上心を燃やしている。

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