NHLはカナダで再開か? 3州が受け入れ態勢を表明!

[ 2020年6月20日 14:29 ]

エドモントンを本拠にしているオイラーズのセンター、コナー・マクデビッド(AP)
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 カナダのクリスティア・フリーランド副首相(51)は19日、アルバータ、オンタリオ、ブリティッシュ・コロンビア3州の保健当局が、北米アイスホッケーリーグ(NHL)の再開シーズン受け入れを了承したと発表した。

 31チームが所属するNHL(米国24チーム、カナダ7チーム)は3月12日に新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってレギュラーシーズンを中断。7月末、もしくは8月上旬から24チームによるプレーオフという形式で2つの都市に会場を絞って再開する運びだが、AP通信によれば、候補となっている米国の7都市に加えて、カナダのトロント(オンタリオ州)、エドモントン(アルバータ州)、バンクーバー(ブリティッシュ・コロンビア州)の3都市も選考対象に入った。

 米国ではラスベガス(ネバダ州)とコロンバス(オハイオ州)が有力と見られているが、新型コロナウイルス感染の第2波が押し寄せている中での国内開催を疑問視する見方もあり、カナダの2都市だけを会場にする議論も沸き起こってきそうだ。

 カナダは7月21日まで国境を越えての不要不急の移動を移動を制限しているが、トロントのジョン・トロイ市長(66)はNHLの受け入れに積極的な姿勢を示しており、今後の動向が注目されるところ。ただしNHLのビル・デイリー副コミッショナーはAP通信の取材に対して返答していない。

 NHLでは個人練習が解禁された今月8日以降、選手200人に対して検査を行ったが、このうち11人が陽性反応を示しており、仮に再開する都市を決めたとしても課題は残っている状況。フロリダ州オーランドでの一括開催を決めたNBA同様、第2波の影響をどこまで重視するかによって方向性が分かれてきそうだ。

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2020年6月20日のニュース