東京五輪 合理化・簡素化目指すことで一致、安全・安心を最優先 IOC理事会

[ 2020年6月10日 22:13 ]

オンラインで行われたIOC理事会後、記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=10日午後、東京都中央区(代表撮影)
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 国際オリンピック委員会(IOC)は10日、オンライン形式の理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来夏に1年延期となった東京五輪の対応策を協議した。

 コスト削減や感染防止のため合理化・簡素化を目指すことで一致。開催準備の新たな基本原則として「安全・安心な環境の提供を最優先課題とする」「東京都民や国民の理解を得るための延期費用の最小化」「安全で持続可能な大会とするための簡素化」を掲げた。

 また、新型コロナ終息後に迎える大会を「過去に例をみない団結と共生の祭典」「世界に復活・復興の証しを示す」と位置付け、準備状況のロードマップ(行程表)も示した。大会組織委員会の森喜朗会長は「延期のもたらす影響について、引き続き共同で議論することを確認するとともに、IOCに最大の支援をお願いしたい」と訴えた。

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