勝武士さん訃報が警鐘になるか… ICU闘病中でも「容体は安定」最後まで明かさなかった協会

[ 2020年5月14日 06:00 ]

三段目力士・勝武士さん 新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去

2018年の夏巡業でしょっきりをする勝武士(右)
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 【記者の目】現役力士の訃報は角界への警鐘になるだろうか。4月10日に勝武士さんが新型コロナウイルスの感染者になり、日本相撲協会は「容体は安定している」と伝えてきた。しかし、フタを開けてみれば同19日から集中治療室(ICU)に入っていたという。

 入院2週間が経過した同22日、芝田山広報部長は「新たな発症者がいるなどとは聞いていない。一区切り」と宣言。この時、勝武士さんはICUで闘病中だった。同25日、師匠の高田川親方や同部屋の十両・白鷹山ら力士6人の感染が公表され、協会内でのまん延が発覚。この時も勝武士さんは「回復傾向にある」とされてきた。

 これほど新型コロナ禍に見舞われた角界。それでも夏場所の開催可否は5月に見送られ、複数の関取は「ロボットじゃない」「俺にも命がある」「俺はモノか」などと憤りを言葉にしていた。

 政府が今月4日に緊急事態宣言を延長し、ようやく中止発表。同時に感染者が出たことが理由ではないと強調した。感染拡大が終息すれば本場所は年6度、行うことができる。ただ失われた命は二度と戻ることはない。(相撲担当・宗野 周介)

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