柔道 井上監督がトークライブ 5分遅れの篠原氏は「想定内」

[ 2020年5月6日 19:09 ]

YouTubeのトークライブで、篠原氏がログインできず、開始かから5分間、2人で場を持たせる井上監督(右)と野村氏
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 柔道男子日本代表の井上康生監督(41)が6日、五輪3連覇の野村忠宏氏(45)、2000年シドニー五輪銀メダリストの篠原信一氏(47)とともに、YouTubeで「柔道家の本音トーク」と題したトークライブを行った。

 新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が続き、柔道界でも小中高生の各種大会が中止に追い込まれる中、少しでも日本を元気づけようと、井上監督の発案により実現。シドニー五輪に同時出場するなど、現役時代から親交が深い野村氏、篠原氏を誘っての実施となったが、いきなり篠原氏がログインできないハプニングが発生。午後4時の開始から約5分間、野村氏と2人だけのトークを展開した井上監督は、「想定内ですね。篠原先輩は昔から、ビデオ研究とか絶対に受け付けない方でしたから」とツッコミを入れた。

 無事3人でのトークライブが始まった後も、野村氏から「先輩が入ったから、“金メダルトーク”にできなかった」と突っ込まれるなど、常に篠原氏がオチに回り、爆笑トークが繰り広げられた。井上監督も現役時代の思い出を披露。初めて全日本選手権を制した2001年、決勝相手が4連覇を狙った篠原氏だったが、「残り30秒くらいで、自分の方が優勢だった。そうしたら先輩が“内股を掛けてこい”と言ってきた。いくわけないじゃないですか!初めて幻滅しました」と暴露。試合中、技を指定してくるまさかの発言に、篠原氏も「お前の得意技で投げてこい、と」と釈明した。

 トークライブは当初の予定を35分もオーバー。最後に井上監督が「来年、五輪が開催された時には、開催されて良かったなという大会にすることがわれわれの仕事。ピンチはチャンスではないが、今の時間をどう過ごすかが非常に大事。これからもみんなで力を合わせて闘っていければと思う」ときれいに締めたと思われたが、篠原氏が「1回きりではなくて、何回かやろうと」と提案すると、野村氏は「井上康生、野村忠宏、プラスゲストでやりましょう」。篠原氏が「おい!俺プラスでやれよ!」と最後までオチが付き、あっという間の80分間となった。

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2020年5月6日のニュース