ボルト氏「Stay strong!」日本の中高生アスリートに電撃エール

[ 2020年5月6日 05:30 ]

15年の世界陸上北京大会、男子200メートルで4連覇を達成し得意のポーズをとるウサイン・ボルト
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 失意の中高生よ、立ち上がれ。陸上男子100&200メートルの世界記録保持者で五輪3大会連続2冠のウサイン・ボルト氏(33=ジャマイカ)が「こどもの日」の5日、日本の若きアスリートにエールを送った。新型コロナウイルスの感染拡大で全国高校総合体育大会(インターハイ)、全国中学校体育大会(全中)が中止になる中、スポーツ界のスーパースターは代理人を通じ、スポニチに独占コメントを発信。「Stay strong!(くじけるな!)」で結ばれたメッセージはきっと、次の一歩を踏み出す糧になる。

 09年にマークした100メートル9秒58、200メートル19秒19の世界記録は、いまだライバルの追随を許さない。五輪で史上初めて3大会連続2冠を達成し、世界選手権での金メダルは史上最多の11個。陸上という一競技の枠を超えるスポーツ界のスーパースター、ボルト氏が代理人を通じて、メールでメッセージを寄せた。

 日本では新型コロナウイルスの感染拡大の終息が見通せず、4月26日にインターハイ、同28日には全中の20年大会の中止が決定。中高生にとって五輪に匹敵するような夢舞台が失われた。来日して子どもたちに陸上教室を行ったこともあるボルト氏。失意の若きアスリートに寄り添うエールが届いたこの日、奇しくも日本は「こどもの日」だった。

 「やあ、日本のみんな。2020年の高校と中学の全国大会が中止になったのは知っているよ。中高生のアスリートはがっかりしていると思うけど、大切なのは専門家の助言に従い、安全な状況になった時に、仲間との練習や大会に戻ることなんだ」

 全国への緊急事態宣言が5月末まで延長された日本だけでなく、新型コロナウイルスは世界で猛威を振るう。ボルト氏は4月13日、自身のSNSに圧勝した08年北京五輪男子100メートルの写真とともに「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)」という言葉を添え、感染予防を訴えた。母国・ジャマイカは日中の外出が制限され、他国でも厳しい措置が続いている。

 「世界の多くの国が日本と似たような状況に直面している。やがて状況が改善され、2021年にみんなにとって安全な環境で、全国大会が開催されることを願っているよ」

 最上級生はステージは違っても新たなチャレンジを、下級生は21年大会へのスタートを。そんな思いを込めて、ボルト氏は熱い言葉でメッセージを締めくくった。

 「Stay strong!(くじけるな!)」

 逆境で響く電撃エール。若きアスリートよ、力強く踏み出そう。失望を振り払うための、次なる一歩を。(杉本 亮輔)

 ◆ウサイン・ボルト 1986年8月21日生まれ、ジャマイカ・トレローニー出身の33歳。09年にマークした男子100メートルの9秒58、200メートルの19秒19はいまだに世界記録。五輪は史上初の3大会連続2冠で、世界選手権は史上最多11個の金メダルを獲得した。17年ロンドン世界選手権を最後に現役引退。1メートル96。

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