中止ウィンブルドン 主催者に保険金153億円 ダメージ最小限「大きな助けに」

[ 2020年4月11日 05:30 ]

ウィンブルドン選手権の会場オール・イングランド・ローンテニスクラブ
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となったテニスのウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・クラブが、推定で1億4100万ドル(約153億円)に上る保険金の支払いを受ける見通しになったと経済誌フォーブスなどが9日、報じた。

 03年に重症急性呼吸器症候群(SARS)の被害が広まった際に保険の適用範囲を感染症の流行まで広げ、過去17年で3400万ドル(約37億円)の保険料を支払ってきたという。同クラブのルイスCEOは、具体的な受け取り額には触れなかったものの「保険がかなりの部分をカバーしてくれる。大きな助けになる」と発言した。

 収益として見込まれていた約3億1000万ドル(約336億円)には及ばないが、施設の整備費や人件費をまかなう上でダメージを最小限に抑えられることになりそうだ。

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2020年4月11日のニュース