五輪強化拠点NTC、JISS使用中止で選手戸惑い 男子走り高跳び・戸辺「感覚なくなっていく」

[ 2020年4月9日 05:30 ]

陸上男子走り高跳びの戸辺直人
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 日本スポーツ振興センター(JSC)は8日、政府の緊急事態宣言を受け、五輪やパラリンピック選手の強化拠点である東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)と国立スポーツ科学センター(JISS)の利用を5月6日まで中止すると正式に発表した。宿泊棟の利用者には今週中を目安に退去を求める。

 アスリートからは早速、戸惑いの声も上がる。陸上競技場では9日から跳躍種目の練習会が予定されていたが、中止となった。参加を予定していた男子走り高跳び日本記録保持者の戸辺直人(28=JAL)は1週間前から拠点の筑波大の使用が制限されたため、跳躍練習ができていないといい「跳ばない状態が延びると、感覚もなくなっていくので不安な部分はある」と話した。

 施設を代表の拠点としているアーティスティックスイミングの今後の活動は未定となった。卓球は4日、緊急事態宣言発令を見据えて合宿を解散。同種目のエリートアカデミー所属選手は宿泊棟から実家へと帰省し、自宅待機が決まった。バレーボールは男子代表の合宿を6日で打ち切り、22日から予定していた女子代表の合宿も白紙とした。日本バレーボール協会の矢島久徳男子強化委員長は「全部未定。あらゆる可能性や方法を考えてまたスケジュールを組んでいきたい」と苦渋の表情だった。

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