Bリーグ全試合中止!好調事業に大打撃…損失数十億円

[ 2020年3月28日 05:30 ]

一時は無観客開催となったBリーグ
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 Bリーグは27日、都内で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大により、今季の残りのレギュラーシーズンとプレーオフの全試合を中止することを決定した。2月下旬から3月上旬の試合を延期後、いったん無観客で再開したが、体調不良者が出たことで再中断。さらなる状況悪化を受けてリーグ開催は困難と判断した。

 感染拡大予防のオンライン会見。大河正明チェアマンは満場一致で全試合中止を決めた理事会を終え、「なんとか皆さんの前で試合をさせていただきたいと考えていたが、状況は日に日に悪くなっている。選手やコーチ、クラブ関係者の心身の健康を最優先させていただいた」と語った。実行委員や選手会からは年間王者を決めるチャンピオンシップ実施を希望する声もあったが、試合開催は困難との意見が大勢を占めた。

 B1は現時点の成績で各地区の優勝、順位は決めるが、ポストシーズンの消滅で年間優勝は決まらず、来季のB2降格チームもない。60試合中47試合を消化したB2は4月下旬の理事会でB1ライセンスを交付されたクラブから勝率上位2チームが昇格。来季はB1が20、B2が16チームで実施。ポストシーズンなどフォーマットは今後、決める。

 リーグ、クラブの財政面の打撃は計り知れない。入場料やスポンサーからの収入減は避けられず、2月26日時点で大河チェアマンは残り全試合を中止にした場合のB1、B2計36クラブの損失総額が最大60億円になると試算。この日は「損失額を今、お答えするのは難しいが、それ相応のダメージはある。リーグがクラブに特別融資することは検討の対象」と説明した。選手への今季の基本報酬は支払われる見通しだが、来季に向けた契約交渉の“厳冬”は必至。サラリーを含めたBリーグ事業規模は右肩上がりだったが、コロナ禍により難局を迎えた。

 ▽Bリーグ ナショナルリーグとbjリーグが統合して発足した国内男子バスケ最高峰リーグ。16~17年シーズンに開幕し、今季で4季目を迎えていた。B1が18、B2が18チームで編成。3部に位置付けられるB3は別法人が運営する。初代チェアマンはJリーグ初代チェアマンも務めた川淵三郎氏。

 【Bリーグ経過】
 ☆2月26日 同28日から3月11日に予定していた99試合の延期を発表。中止や無観客の選択肢もあったが、チケット収入など財政面を考慮した。
 ☆3月4日 延期した99試合の代替日程を発表。B1のレギュラーシーズンの終了を当初予定の4月19日から5月4日にスライドして、プレーオフの短縮を決めた。
 ☆11日 同日から4月1日までの131試合を無観客で実施すると発表した。
 ☆14日 無観客でリーグ戦を再開。川崎―北海道(とどろきアリーナ)が北海道の3選手が体調不良を訴えたため中止になる。
 ☆15日 千葉―宇都宮(船橋アリーナ)が審判の発熱により中止となる。
 ☆17日 無観客で予定していた同20日から4月1日までの95試合の中止を発表。
 ☆22日 リーグのコロナ対策に不満を爆発させた滋賀のエアーズ(米国)が帰国。
 ☆27日 今季全試合の中止を決定。

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