ブレイディーがペイトリオッツを退団 バッカニアーズに移籍へ

[ 2020年3月18日 11:40 ]

2015年のスーパーボウルを制したときのブレイディー(AP)
Photo By AP

 NFLペイトリオッツでスーパーボウルを6回制し、そのうち4回でMVPとなったリーグ屈指のQB、トム・ブレイディー(42)が17日、インスタグラムに「自分の現役生活はどのチームでも続けられるが、このチームで成し遂げたすべてことに感謝したい」と述べて、20シーズンにわたって在籍したペイトリオッツ(本拠はマサチューセッツ州フォックスボロ)に事実上の別れを告げた。

 ブレイディーは45歳までの現役続行を希望しているが、ペイトリオッツ側が契約を延長することに難色を示したために、同選手はFAになることを選択。スポーツ専門局のESPNは関係者の話として「バッカニアーズ(本拠はフロリダ州タンパ)と契約する見込み」と報じている。

 ブレイディーはミシガン大から2000年ドラフトの6巡目(全体199番目)にペイトリオッツに指名されてNFL入り。2季目の2001年シーズンから先発に定着し、スーパーボウルでは2001年、03年、04年、14年、16年、18年と6回優勝。レギュラーシーズンのMVPにも3回選出された。

 なおバッカニアーズは2015年のドラフトで全体トップで指名したQBジェイミス・ウィンストン(26)とは契約を延長せず、同選手はFAとなる見込み。ブレイディーが退団するペイトリオッツにはコーディー・ケスラー(26)とジャレット・スティダム(23)のQB2人が在籍しているが実績はほとんどなく、FAとドラフトで即戦力の司令塔を補強することが急務となりそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2020年3月18日のニュース