白鵬 無観客の春場所にイメージ湧かず「想像できない」

[ 2020年3月4日 13:45 ]

逸ノ城(右)を攻める白鵬
Photo By 代表撮影

 大相撲の横綱・白鵬(34=宮城野部屋)が4日、大阪市東成区の時津風部屋に出稽古し、関脇・正代(28=時津風部屋)、平幕・照強(25=伊勢ケ浜部屋)、十両・逸ノ城(26=湊部屋)と計20番取って19勝1敗だった。

 1月の初場所を「腰部挫傷、右踵部(しょうぶ)裂傷蜂窩(ほうか)織炎」で途中休場してからは初めての出稽古。「感覚、感触ですね」と話した通り、右四つに組み止める相撲を中心に確認した。逸ノ城に胸を合わせられて一気に寄り切られた以外は、鋭い踏み込みからの厳しい攻めで圧倒した。

 右足に負傷を抱えているが、患部にはテーピングなどは施さなかった。「右足は新しいケガだが、体全体どこかしら痛みがある。それは私だけでなく、みんなそう」と説明した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で無観客での開催となる春場所については「(これまでと)。どんなものか想像できない。不思議だなという感じ」と依然としてイメージは湧いていないようだ。

 春場所4日目の11日には35歳の誕生日を迎える。「35かあ。(一般的には)結構、年だと思うが、全くそんな感じはしない」と年齢による衰えは否定。「寒いから、なんとか頑張らないと」と意気込んでいた。

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2020年3月4日のニュース