D・ジョンソン 五輪辞退 悲願の王者へ米ツアーPO優先 米メディアが報道

[ 2020年3月4日 05:30 ]

東京五輪出場辞退することになったD・ジョンソン

 男子ゴルフで世界ランキング5位のダスティン・ジョンソン(35=米国)が東京五輪への参加を見送ることが2日(日本時間3日)、分かった。複数の米メディアが報じた。マネジャーが「彼は本当に(選手として)時間が終わる前に優勝したいんだ」と8月中旬から開催される米ツアーのシーズン総合優勝を争うプレーオフを優先すると明言した。

 D・ジョンソンはメジャー1勝を含む米ツアー通算20勝。世界ランク1位に立ったこともある実力者だが、シーズン総合王者の座だけは手にしたことはない。7月30日~8月2日の東京五輪(埼玉・霞ケ関CC)に出場した場合、過密日程でプレーオフへ臨まなければならなくなる。世界3位のブルックス・ケプカ(米国)も今年1月に「(五輪よりも)4つのメジャーの方が間違いなく自分には重要」と不参加の可能性を示唆している。

 日本では新型コロナウイルスの感染が拡大している状況だけに、D・ジョンソンの決断が他の海外選手に影響を与える可能性も出てきた。

 《ウッズ/6番手に浮上へ》世界15位以内の選手は各国・地域4人までが五輪に出られる。最新の世界ランクは米国勢が15位以内に10人。同11位のウッズは米国7番手に位置するが、D・ジョンソンの回避となれば6番手に浮上する。また同3位のケプカが、今年1月に不参加の可能性を示唆。辞退となれば同国4位になる世界ランク9位のリードとの差は0.192ポイント。東京五輪出場へ意欲的なウッズの出場の可能性が広がってくる。

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2020年3月4日のニュース