女子オムニアム梶原 母と歩む東京五輪金ロード 虹色ジャージーで就寝「最高の着心地」

[ 2020年3月4日 05:30 ]

日の丸とメダルを掲げて笑顔を見せる脇本雄太(左)と梶原悠未(撮影・沢田 明徳)
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 今後も母と黄金ロードを歩む。自転車トラック種目の世界選手権女子オムニアムで初優勝を飾った梶原悠未(22=筑波大)が3日、成田空港に帰国。東京五輪出場を確実にした世界女王は「オムニアムで必ず金メダル獲得を実現したい」と宣言した。オートバイで先導する母・有里さん(48)をライバルに見立てて追い込む独自の練習も継続し、二人三脚で晴れ舞台へ向かう。

 レース後は優勝者にのみ与えられる虹色ジャージー「マイヨ・アルカンシエル」を着込んで就寝。「最高の着心地」と一晩だけ余韻に浸り、頭を切り替えた。帰国の航空機内では世界選手権でのオムニアム4種目の映像を3度ずつ見て復習。スピード強化を課題に挙げ「五輪でしっかり戦えるよう準備する」と進化を誓った。

 ≪男子ケイリン銀、30歳脇本五輪へ「いい弾み」≫男子ケイリンで銀メダルを獲得し、東京五輪代表を確実にした脇本は、「五輪に向けていい弾みがついた」と胸を張った。16年リオデジャネイロ五輪では、敗者復活戦で敗退して13位。「4年前はふがいない成績で終わって申し訳ない気持ちになった」と言う30歳は、東京が最後の五輪挑戦となる。集大成の夢舞台へ「ここまで濃密な時間を過ごしてきた。借りを返していきたい」と闘志を高めていた。

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2020年3月4日のニュース