バッハ会長、緊急電話会見で実施の意向表明「大会成功へ全ての準備を」

[ 2020年2月28日 05:30 ]

ANOC総会でスピーチするIOCのトーマス・バッハ会長
Photo By 共同

 IOCのトーマス・バッハ会長が27日、緊急の電話記者会見に応じ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で多方面に混乱が生じている状況を踏まえ、7月24日開幕の東京五輪を予定通り実施するため「日本政府や大会組織委員会と緊密に連携し、選手や観客の安全を最優先に大会成功へ全ての準備をしっかりやっていく」と表明した。IOC会長がこの問題で公式に発言するのは初めて。

 IOCの最古参委員、ディック・パウンド氏の「五輪中止」「1年延期」といった発言が独り歩きしたことを踏まえ、否定に躍起となった形だ。一方、中止や延期の可能性には「火に油を注ぐことはしない。臆測や仮説にとらわれ(過去の五輪で中止となった)戦争と比べることは適切ではない」と指摘した。

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2020年2月28日のニュース