伊藤美誠がまず1冠 スーパーレシーブで混合制す「あの1本で流れが来た」

[ 2020年1月16日 14:07 ]

卓球・全日本選手権第4日 ( 2020年1月16日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 混合ダブルス決勝>混合ダブルスで3連覇を達成した伊藤美誠と森薗政崇(撮影・北條 貴史)
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 混合ダブルスの準決勝、決勝があり、2年連続3冠中の伊藤美誠(19=スターツ)がまず1冠を手にした。森薗政崇(24=BOBSON)と組み、最多タイとなる同一ペア3連覇を果たした。3年連続優勝は、これまでに斎藤清・細川幸智子組、渡辺武弘・大野知子組が達成している。

 決勝は、昨年と同じ張本智和・長崎美柚組と対戦し、3―1(11―6、7―11、11―7、11―6)で勝利した。

 1―1で迎えた第3ゲーム、8―7の場面が分岐点になった。伊藤が長崎の強打をスーパーレシーブ。それまで劣勢だったラリーで得点して流れをつかむと、11―7で押し切った。最終ゲームは9連続得点で勝利を決め、2人でポンと手を叩いた。

 「3―1という結果以上に苦しい試合だった。3ゲーム目の競り合いをモノにして、流れを持って来られた。8―7で美誠がすごいブロックをしてくれた」と森薗が称えれば、伊藤は「あの1本で流れが来た」と声を弾ませた。

 3年連続3冠をかけ、伊藤は女子ダブルス、女子シングルスの戦いが、この日の午後から始まる。

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2020年1月16日のニュース