ウィザーズが敵地シカゴでブルズに黒星 ビールは23得点 八村は遠征帯同も欠場

[ 2020年1月16日 11:34 ]

ブルズのコーネットをかわしてシュートに持ち込むウィザーズのビール(AP)
Photo By AP

 NBAウィザーズは15日、敵地シカゴでブルズと対戦し106―115(前半60―55)で敗れて13勝27敗。ロードでは今季5勝16敗となった。前半で5点をリードして折り返しながらも第3Q中盤で66―77と11点を追う展開となったが、第4Qの開始早々にダビス・バターンズ(27)が3点シュートを連続して成功させて一時は4点をリード。しかしその勢いを保つことができなかった。

 「鼠径部の挫傷」と診断された八村塁(21)は15試合連続の欠場。スコット・ブルックス監督(54)はこの日、イアン・マヒンミ(33)と、脚の疲労骨折から復帰2戦目のトーマス・ブライアント(22)の両センターを先発で起用する新たな布陣でブルズ戦に臨んだが白星には結びつかなかった。ブルズとは昨年12月28日にワシントンDCで対戦したが延長の末に109―110で敗戦。今季のこのカードは2戦2敗となった。

 脚の故障から復帰2戦目となったブラドリー・ビール(26)は2分のプレータイムで23得点、ベンチから出たジョーダン・マクレー(28)も16得点をマーク。バターンズ(27)はブルズの執ようなマークにあいながらも3点シュートを10本中4本沈めて12得点を稼いだものの、第4Q中盤の以降は勝機を見いだせなかった。

 ウィザーズは故障者続出に伴って12月26日に急きょ契約し、6試合出場したあとにいったん解雇していたフォワードのジョナサン・ウィリアムス(24)とマイナー・Gリーグとの「2―WAY契約」を締結。さらに左手首を手術したベテラン・フォワードのC・J・マイルズ(32)は解雇し、「2―WAY契約」だったセンターのアンジェイ・パセスーニクス(24)とは複数年の本契約を結んでロースター枠を「17人」に戻した。八村とセンター兼フォワードのモーリッツ・ワグナー(22)が依然として故障で戦列を離れているが、両選手とも次週には復帰のメドが立つと見られており“壊滅状態”だったチームはようやく元に戻りつつある。

 ブルズは15勝27敗。先発した新人フォワードのダニエル・ギャフォード(21)が開始1分21秒に右手を痛めて退場するというハプニングがあったが、今季24・5得点(リーグ14位)を挙げているザック・ラビーン(24)が6本の3点シュート(試投11本)などで30得点と7リバウンド、7アシストを稼ぎ、8試合連続で20得点以上を記録してホームでは今季22戦で8勝目を挙げた。

 なおウィザーズはシカゴからカナダ・トロントへ移動。17日(日本時間18日)に、昨季のファイナル王者・ラプターズとの今季2戦目に臨むことになっている。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月16日のニュース