V候補の駒大、失速8位　大八木監督「シードを獲るので精いっぱい。まだ力がない」

第96回東京箱根間往復大学駅伝・復路 （ 2020年1月3日    神奈川・箱根町～東京・大手町　5区間、109・6キロ ）

ゴールする早大・宍倉健浩（右）と駒大・石川拓慎（撮影・島崎忠彦）
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　令和最初の箱根優勝を狙った“平成の駅伝王者”は最後まで波に乗れず、総合8位に終わった。6区で6位に浮上したが、8、9区で1つずつ順位を落とし、10区の石川は最後のスプリント勝負で早大に競り負けた。

　「シードを獲るので精いっぱい。まだ力がない。不安視していたことがそのまま出た」と大八木弘明監督。前回4位。昨年10月の出雲駅伝で準優勝し、11月の全日本大学駅伝でも3位と優勝候補の一角と目されたが、箱根ではトップ争いに一度も絡めなかった。

　「平成」で最多6度の総合優勝を誇る名門の指揮官は「チームをつくる上で課題は見えている。来年は田沢がエースで、しっかりやると思います」と3区で区間3位と奮闘したスーパー1年生の成長を期待した。と目を輝かせた。