照ノ富士 力強さ増す ぜんそくで番数こなせずも、出稽古で全勝

[ 2020年1月4日 12:30 ]

<大相撲・朝稽古>時津風部屋での出稽古で東龍(右)を下手で攻める照ノ富士(撮影・村上 大輔)
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 大相撲の元大関で、初場所(12日初日、両国国技館)を10場所ぶりの関取で迎える西十両13枚目・照ノ富士(28=伊勢ケ浜部屋)が4日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、正代、豊山、同じく出稽古に来た東龍の平幕3人と7番取り、全勝だった。

 「体で当たって、頭を上げないように意識してやっている」というように、胸を合わせて寄るだけでなく、前まわしを取って頭をつける取り口もみせた。ぜんそくの症状が出ているため「2番ぐらいでハアハアしちゃう」と番数はこなせなかったが、4場所連続全休から復帰した昨年春場所からは1場所ごとに力強さが増してきている。

 伊勢ケ浜部屋は3日まで稽古休みだったが、照ノ富士はその間も1人で四股を踏み、夜は筋力トレーニングで鍛えたという。照ノ富士と4番、胸を合わせた豊山は「上体で包み込まれている感じ。もろはずにいっても、身長が高くて大きいから持ち上がらない」と復調してきた元大関に舌を巻いていた。

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2020年1月4日のニュース