ウィザーズ連敗 八村は9試合連続の欠場 トーマスは開始早々に一発退場

[ 2020年1月4日 10:45 ]

開始早々、コグナット審判を右手で押して一発退場となったウィザーズのトーマス(AP)
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 NBAウィザーズは3日、地元ワシントンDCでトレイルブレイザーズと対戦したが103―122(前半58―66)で敗れて10勝24敗。「鼠径部の挫傷」と診断されている八村塁(21)はコートサイドに姿を見せたが、9試合連続で欠場した。

 今季リーグ5位の27・8得点を挙げながら右脚を痛めているシューティングガードのブラドリー・ビール(26)もここ3試合で2度目の欠場。今季13・5得点をマークしている先発ポイントガードのアイゼイア・トーマス(30)は開始1分28秒、トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニー(35)とルーズボールを争っている際にマラット・コグナット審判を右手で押したために、「審判には接触してはいけない」という規則に抵触して退場処分(テクニカル・ファウルも追加)となった。

 トーマスの“一発退場”は観客席にいるファンに詰め寄って2試合の出場停止処分を科せられた昨年12月21日の76ers戦に続いて今季2度目。スコット・ブルックス監督(54)はビデオ検証を求めて映像はチェックされたが、退場に関しての判定は覆されなかった。ベンチから出たジョーダン・マクレー(28)が今季自己最多の35得点、トーマスに代わってコートに入ったイッシュ・スミス(31)が16得点、新人ガードのギャリソン・マシューズ(23)が5本の3点シュートなどで18得点を挙げるなどベンチ勢は健闘したたものの、先発勢の2ケタ得点はトロイ・ブラウンJR(20)の1人(10得点)だけだった。

 ウィザーズではビールと八村に加え、シューターのダビス・バターンズ(27)、トーマス・ブライアント(22)とモーリッツ・ワグナー(22)の両センターと、ベテラン・フォワードのC・J・マイルズ(32)も故障で離脱中。5日には西地区全体2位のナゲッツと対戦するが戦力的に苦しい状況が続きそうだ。

 東海岸遠征ロード5連戦の2戦目となったトレイルブレイザーズは15勝21敗。デイミアン・リラード(29)が35得点、C・J・マッカラム(28)が24得点、センターのハッサン・ホワイトサイド(30)が23得点、21リバウンド、5ブロックショットを挙げて連敗を5でくい止めた。

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