筑波大 26年ぶり箱根路は20位 医学部ランナー川瀬「不可能はないと示せた」

[ 2020年1月4日 05:30 ]

第96回東京箱根間往復大学駅伝・復路 ( 2020年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間、109・6キロ )

戸塚中継所、9区・川瀬にたすきを繋ぐ筑波大・伊藤(右)(撮影・会津 智海)
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 26年ぶりに箱根路に戻ってきた筑波大は最下位の20位。弘山勉監督は「ここまで弱いと思わなかった」と肩を落としたが、「令和初の大会で戻ってきたところからがスタート」とさばさばと語った。

 医学部ランナーとして注目された9区の川瀬は区間14位と健闘も、数秒及ばずたすきをつなげなかった。それでも最初で最後の箱根で力を出し切り、「走りで何かを伝えたいと思っていた。満足はしていないが、医学生として新しい歴史を刻めた。不可能はないと示せた」と胸を張った。

 実習で多忙な時期は7、8時間立ちっぱなしで手術に参加後、夜間に自主練習を行うことも。一般学生の何倍もの困難を乗り越えてひのき舞台に立ち、「将来はアスリートを支える医師になりたい」と次の目標に目を輝かせた。

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2020年1月4日のニュース