石川遼 逆転賞金王へあと2戦 カシオワールドOPは「ホントに相性がいいコース」

[ 2019年11月27日 16:40 ]

<カシオワールドプロアマ>半袖で午後をスタートする石川遼は関係者と談笑する(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのカシオワールドオープン(賞金総額2億円、優勝賞金4000万円)は28日から4日間、高知県芸西村のKochi黒潮カントリークラブ(7335ヤード、パー72)で行われる。賞金ランク5位・石川遼(28=CASIO)は27日、プロアマ戦に出場して最終調整を終えた。賞金ランク首位・今平周吾(27=フリー)とは約6900万円差。逆転賞金王へ残り2試合を連勝するしかない厳しい状況だが、過去10回の出場で2位が3回、トップ10が5回、予選落ちはなしという相性のいいホスト大会。わずかな可能性を感じながら大会初日を迎える。

 ――今週に入ってのゴルフの状態は。

 「少し良くなってる感じがあって、ちょっとこう密かに明日、楽しみだなって感じはあります」

 ――どの辺りが。

 「やっぱりドライバーとアイアンのバランスがかみ合ってくれば、スコアは出せるかなっていうのは思うんで。まあ、アプローチ、パットは常に基本を押さえながらショットも含めて全体的なレベルを上げていければなと思います」

 ――今週は所属するCASIOの冠トーナメントです。熱い応援メッセージなどは。

 「熱い言葉っていうよりは心配の言葉の方が。“調子は大丈夫ですか”みたいな感じがあるんで心配は掛けないように頑張りたいなっていうのはありますね(笑い)」

 ――2位3回という相性のいい大会です。

 「そうですね。2位3回のトーナメントって僕はないと思うので。(今平)周吾ぐらい2位になってると悔しいと思うと思うんですけど(笑い)僕の中ではまず2位までいけてるっていう意味で悪いゴルフじゃないっていう感覚は得られるので。負けだったら2位も予選落ちも同じっていうのは僕にはないです。優勝争いしてるか、してないかっていう分割の仕方の考えなんです。そこまでいければ、優勝か、2位かはその時の楽しみであとは存分に楽しむみたいな。その瞬間が一番緊張するし、一番楽しいので。3回の2位もすごい楽しかったですし、ホントに相性がいいコースだっていうイメージが強いですね」

 ――佳境の賞金王争いについては。

 「(優勝は)出場選手分の1の確率ですけど、技術が上の人が勝つ確率が多少は高いでしょうし、出場選手分の1より確率を高めていけるようなゴルフに仕上げて行ければなあと思うので。勝てるゴルフをしたいなっていう思いは強いです」

 <賞金ランク>(1)今平周吾1億5716万9312円(2)S・ノリス1億1997万56円(3)C・キム9607万2725円(4)黄重坤9160万435円(5)石川遼8817万2990円(6)堀川未来夢8094万858円(7)J・ジェーンワタナノンド7747万5150円
 
 <今大会の賞金配分表>(1)4000万円(2)2000万円(3)1360万円(4)960万円(5)800万円(6)720万円(7)660万円(8)610万円(9)564万円(10)524万円

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2019年11月27日のニュース