八村は7得点 高地デンバーで苦闘 西地区全体2位のナゲッツに力負け

[ 2019年11月27日 13:18 ]

ナゲッツのバートンをマークするウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)は26日、氷点下6度まで冷え込んだ敵地デンバー(コロラド州)でのナゲッツ戦にデビューから15戦連続で先発。22分出場して7得点、4リバウンド、2アシスト、1スティールを挙げたものの、試合は104―117(前半47―64)で敗れて5勝10敗となった。

 NBA14季目を迎えているポール・ミルサップ(34)とマッチアップした八村のフィールドゴール(FG)の成功は10本中3本。第3Qの開始3分、右のコーナーから3点シュートを沈めたものの、ジャンプシュートによる得点はこれのみだった。第3Qの5分39秒には4反則目を犯してベンチへ。点差はなかなか縮まらず、これ以後、ウィザーズの背番号8に出番はなかった。

 標高5280フィート(1609メートル)で「マイル・シティー」とも呼ばれるデンバーでの少ない空気抵抗に苦しんだのは八村1人ではなく、リーグ4位の29・6得点を挙げていたブラドリー・ビール(26)も30分の出場で14得点どまり。アイゼイア・トーマス(30)は3得点に終わった。チームの3点シュート成功は40本中わずか10本。チーム・リバウンド本数で36―58、ペイント内の得点で56―70と大差がついて完敗を喫し、勝機を築けないままに試合は終わった。

 西地区全体2位で平均失点(101・7)ではリーグ1位となっているナゲッツは6連勝を飾って13勝3敗。ベンチから出たジェラミー・グラント(25)が今季自己最多の20得点を稼ぎ、センターのニコラ・ヨキッチ(24)は8得点ながら20リバウンド、ガードのジャマール・マーリー(22)は16得点、ウィル・バートン(28)は17得点を挙げて試合のなかった同首位レイカーズ(15勝2敗)とのゲーム差を「1・5」とした。

 なおウィザーズはデンバーからアリゾナ州フェニックスに移動。27日にはサンズ(8勝8敗)と対戦する。

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