八村は前半で4得点 氷点下6度の高地デンバーで強敵ナゲッツと対戦

[ 2019年11月27日 12:08 ]

ウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)は26日、氷点下6度まで冷え込んだ敵地デンバー(コロラド州)で行われたナゲッツ戦にデビューから15戦連続で先発。開始45秒で右サイドからのジャンプシュートは入らなかったが、その32秒後、右のベースライン際からオープンとなっていたゴール下に飛び込み、センターのトーマス・ブライアント(22)のアシストを受けてダンクを叩き込んだ。

 しかし第1Qに放った3点シュート1本を含む3本のジャンプシュートは失敗。このクオーターは9分17秒出場したが2得点に終わった。第2Qは4分55秒からコートに復帰。しかしディフェンスではナゲッツのジェラミー・グラント(25)に「3点プレー」につながる反則を犯し、オフェンスでもなかなかシュート機会には恵まれなかった。

 第2Qの9分2秒、アイゼイア・トーマス(30)のインサイドへのパスが八村に通ってこの日2度目のダンクを成功。ジャンプシュートの成功はなかったものの前半では4得点と3リバウンド、2アシストをマークした。ただし第2Qはナゲッツが39-24と制し、前半で64-47とウィザーズを17点リードして後半に突入した。

 ウィザーズの前半での3点シュート成功は15本で1本のみ。空気抵抗が平地の88%の高地でいつものシューティングタッチを保てない展開となった。

 ナゲッツはここまで5連勝中で西地区全体2位の12勝3敗。平均失点(101・7)はリーグ1位で、同29位のウィザーズ(120・3)には大差をつけている。加えて「マイル・シティー」とも呼ばれるデンバーの標高はNBA全30チームの中ではもっとも高い5280フィート(1609メートル)。ナゲッツは11月20日のロケッツ戦からこの日がホームで4連戦目で、「少ない」と言われている空気抵抗と酸素には十分慣れた上でのティップオフとなっていた。

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2019年11月27日のニュース