2020目指す渋野、五輪ポイントおいしく加算 TOTOジャパンクラシック出場78選手発表

[ 2019年10月30日 05:30 ]

来年の東京五輪進出を目指して上位進出を狙う渋野(撮影・沢田 明徳)
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 国内唯一の米女子ゴルフツアー公式戦で、日本ツアーを兼ねるスポニチ主催TOTOジャパンクラシック(11月8~10日、滋賀・瀬田GC北C)の出場予定選手78人が29日、発表された(11月8~10日)。米ツアーから世界ランキング3位の畑岡奈紗(20=森ビル)、同4位の李晶恩(イジョンウン)(23=韓国)ら43人、日本ツアーからは35人の計78人が出場。来年の東京五輪を目指す初出場の渋野日向子(20=RSK山陽放送)にとっては五輪ポイントを大きく増やす絶好の機会となる。

 今夏、英国で世界をあっと言わせた渋野が自国開催の米ツアーで再び「シンデレラスマイル」を爆発させる。申ジエらとの賞金女王争いが佳境に入る中、優勝賞金2475万円は魅力だが、来年の目標に掲げる東京五輪出場へ向けても重要な「ステップ」と捉える。今週行われる米ツアー、スウィンギングスカート台湾選手権に加え、TOTOジャパンクラシックは世界ランキングを上げる絶好の機会。「東京五輪に出るためには米ツアーでトップ争いをして、世界ランキングの上位になること。やっぱり米ツアーに参戦しないと、なかなか食い込めない」。地の利も見込める大会でビッグポイントを見込んでいる。

 今月上旬に行われた日本女子オープンでは米ツアーで実績を残す畑岡、柳簫然(ユソヨン)と回り刺激を受けた。「100ヤード前後の距離感だったり、パター、アプローチの精度が全然違った」。米ツアーでの経験も必要と思うようになり「(興味は)全英で勝った時よりは、ちょっとある」と前向きな発言も飛び出した。来季の本格進出は否定するものの世界のトッププロがしのぎを削る舞台への思いは日増しに強まっている。

 最新の世界ランクでは日本勢2番手となる12位をキープしている。台湾、日本の2連戦でさらに「実りの秋」とする。

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2019年10月30日のニュース