内村航平“冠大会”発表「試合作っちゃえ!」実戦不足解消へ

[ 2019年10月18日 20:09 ]

体操の内村航平選手
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 体操男子の内村航平(30=リンガーハット)が18日、SNS上で自らの名を冠した競技会「KOHEI UCHIMURA CUP」を創設することを発表した。6種目の個人総合で、20年3月18日に群馬・高崎アリーナで開催。東京五輪イヤーの国内始動戦となり、同年4月以降の代表選考会を見据えて実戦を積む。

 「体操界初のプロ選手となってから、見に来てくれた観客のみなさんが、体操の試合って本当におもしろい!と思ってもらえるような大会を開きたいとずっと考えていました」などとコメントを寄せた。

 現役選手が大会運営に携わるのは極めて異例。日本初のプロ体操選手として新たな道を切り開く。

 今季の内村は両肩を痛めていた4月の全日本選手権で予選落ちを喫し、世界選手権の代表入りを逃した。復帰戦となった8月の全日本シニア選手権は、あん馬の落下などがあって5位。「話にならない、五輪は厳しい」と話していた。

 団体総合の出場権を持つ日本は、20年東京五輪の枠は4。夢舞台へのルートは大きく分けて2つある。

 1つは20年3~4月の個人総合W杯シリーズ。計4大会行われ、個人総合スーパーファイナル(11月8日、高崎)の上位2選手が2大会ずつ出場する。シリーズのポイント合計上位3カ国が、個人総合の出場枠を1つ獲得。日本が枠を得た場合、4大会の得点で日本最上位&全体3位以内で五輪代表となる。

 もう1つは国内大会での選考。日本協会は選考基準を発表していないが、従来通りなら20年4月の全日本選手権、5月のNHK杯、6月の全日本種目別選手権が選考会となる。詳細は年内に発表される予定だ。

 他に種目別の枠があるが、18年世界選手権で団体に出場した内村は資格なし。また、個人総合のみの枠が追加される可能性もある。

 内村は日本協会の推薦で個人総合スーパーファイナルの出場を見据えていたが、黄金の実績があるにも関わらず、内村の推薦は見送られた。

 「シニアが終わってからスーパーファイナルもないし、次は4月までないなぁ…じゃあ試合作っちゃえ!というまぁここまで軽くはないですがそんな感じです!」

 スーパーファイナルで20年3~4月のW杯シリーズの代表となり、W杯で五輪切符を獲得するという東京への最短ルートは消滅。全日本選手権など20年4月以降の国内選考会に向け、実戦を積むために冠大会創設を決意した。エキシビションではなく、資格を持つ審判が採点してタイトルを争う、ガチンコの競技会となる。

 内村と同様、今季は故障に苦しみ、代表に届かなかった白井健三(23=日体大大学院)や海外選手も参加する可能性がある。東京五輪について、「自分の国で五輪が開催されるのは奇跡で、目指せる年齢に生まれたのも奇跡。人生最大の奇跡に立ち向かうという感じ」と話していた内村。冠大会を制し、TOKYOへ前進する。

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