錣山親方 実兄・井筒親方を悼む 病を知って1カ月たたず「本人は頑張った」

[ 2019年9月17日 10:48 ]

弟の寺尾(中央)、兄の鶴嶺山(左)とともに“井筒3兄弟”と呼ばれた逆鉾
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 大相撲の井筒親方(元関脇・逆鉾)が58歳で急逝してから一夜明けた17日、実弟の錣山親方(元関脇・寺尾)は午前8時からのチケットのもぎりを行った。業務を終えた後に取材に応じ、「俺らも(病気を)知ったのは1カ月もたっていないので。本人は頑張った。それを褒めてやるしかないです」と実兄の死を悼んだ。

 井筒親方が亡くなった前日は、3人兄弟の長男で元十両・鶴嶺山の福薗好政氏とともに都内の病院で故人と対面したという。「最後まで顔を見れたのは幸せ。俺ら3人は両親の死に目に会えていない。一番上の兄貴と2人で(井筒親方を)見送れたというのはね」と気丈に話した。

 父が先代井筒親方の元関脇・鶴ケ嶺で、3兄弟は角界入りしていずれも関取となった相撲一家。井筒親方との思い出を聞かれると「小さい頃から、しょっちょうけんかばかりしていた」と思い起こした。「俺ら3人の自慢と言えば、親父とおふくろの子供に生まれてきたこと。井筒は親父とおふくろの元に戻ったのかなと。そう思えば楽になる」と悲しみをこらえるように話した。

 引退後は井筒部屋から独立して錣山部屋を起こした。同じ師匠という立場だが「背負うとか、そんなんじゃない」と捉えている。「相撲一家で生まれ、相撲で飯を食わせてもらって、相撲で終わっていくと思うので。それだけですよ。井筒ができなかった分も、少しでも協会のプラスになるように汗をかくしかないんじゃないですか」と前を向いていた。

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