JOC理事会が完全非公開へ “密室”懸念も山下会長「あり方変える」

[ 2019年8月8日 20:12 ]

JOC山下泰裕会長
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 日本オリンピック委員会(JOC)理事会が8日に都内で行われ、報道陣に対し理事会が全面非公開になることが決まった。

 9月10日に行われる次回の理事会から適用される。今後は理事会後のブリーフィングや資料配付などで対応する予定で、報道を通してだけではなく公式ホームページ上の情報公開なども検討していく。

 近年、スポーツ界の不祥事が相次ぎ、20年東京五輪まであと1年というタイミングで舵を切った。透明性が問われる公益財団法人として“密室”となる懸念もある。1989年のJOC発足以来、理事会は原則として報道陣に公開されてきた一方で、理事の積極的な発言も少なかったという。山下泰裕会長は「一度、開けたものを閉じるのはかなりの覚悟。どれだけ透明性を確保できるか。理事会のあり方を変えなければいけない」と説明し、議論活性化のための手段であることを明かした。

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2019年8月8日のニュース