吉田愛・吉岡美帆組 メダルレースに進出、連覇に“王手” セーリング470級

[ 2019年8月8日 18:21 ]

セーリング470級世界選手権第5日 ( 2019年8月8日    神奈川・江の島ヨットハーバー沖 )

 男女の3レースが行われ、女子の吉田愛・吉岡美帆組(ベネッセ)が11レースを終えて2位につけ、9日のメダルレースに進出。連覇に“王手”をかけた。男子は岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(JR九州)組が6位で通過した。3位以内の日本勢最上位が東京五輪代表に内定する。

 報道陣の前に姿を現した吉田・吉岡組は1日3レースのスケジュールに「疲れました」と声をそろえながら、充実の汗を拭った。強い風が吹く中で第10レースは5着、第11レースは3着と安定感が光り、前日に続いて2位をキープ。吉田は「良いレースができて、準備をしてきた成果がでている」と納得の表情で振り返った。
 首位の英国チームとは1点差。3位以下とは差がついており「勝った方が金メダル。メダルを争っているチームを視野に入れながら的確な判断をレースの中でできれば」と一騎打ちに燃える。1点差の接戦で迎えるメダルレースは初めてで、吉岡も「絶対に負けないという気持ちで頑張りたい」と力を込めた。


 岡田・外薗組は不得意な強風の中で修正を重ね、11レースを2着でフィニッシュ。上位3チームとは点差が開いたため、岡田は「抜くのは難しいので、ここで(五輪代表は)確定できないけど(選考争いを)有利にできたら」と強調。外薗は「一つでも良い順位を取れるように」と意気込んだ。

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2019年8月8日のニュース