瀬戸 萩野に金言エール 個メ五輪代表あと1枠「ピリッとすると思う」

[ 2019年7月30日 05:30 ]

メダルを手に笑顔の瀬戸(撮影・島崎忠彦)
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 水泳世界選手権(韓国・光州)で男子200、400メートル個人メドレーで金メダルを獲得し、来年の東京五輪代表に内定した瀬戸大也(25=ANA)ら日本代表選手団が29日、羽田着の航空機で帰国した。瀬戸が内定したことで、両種目の五輪代表枠は残り1。短水路で行われる今週末のW杯(8月2~4日、東京・辰巳)で、長期休養から約半年ぶりに復帰するライバル萩野公介(24=ブリヂストン)に何よりの発奮材料を贈った。

 8日間で計9レースの強行軍。400メートル個人メドレーで2個目の金メダルを獲った前夜は「アドレナリンが出て寝られなかった」という瀬戸は、さらに3個計「2・5キロくらいある」というメダルを首に下げ「肩が痛い」と苦笑いで凱旋した。それでも「じゃらじゃらさせるのはステータス。凄くいい大会になった」と振り返った。

 瀬戸の活躍に最も刺激を受けたであろう選手が萩野だ。五輪では個人メドレー2種目で計3つのメダルを獲得し、日本記録の保持者でもある。今週末のW杯で復帰する第一人者に刺激を与えた瀬戸も「(萩野の)得意な個人メドレーはあと1枠。ピリッとすると思うので、メッセージ的には良かったと思う」。自身の結果でライバルの完全復活を促した。

 もっとも、悲願の五輪金メダル獲得に向けては「自分との勝負」と萩野への意識は低い。今大会の好成績は4月から取り組んできた耐乳酸トレーニングが最大の要因といい、「3カ月でこの結果。継続すればさらに進化した体をつくれる」と手応えを得ている。W杯後はオフを経て、本格的な強化期間に入る。「ここが自分の人生の一番のヤマ場だと思う。そこができたら神様はきっと、いい色のメダルをくれる」と話した。

 元飛び込み選手の優佳夫人(24)、愛娘の優羽ちゃん(1)が待つ自宅に「早く帰りたい」と屈託なく話したが、五輪金メダルは「家族のためにという気持ちはしっくりこない。自分の夢」。ライバルを倒すためではなく、家族のためでもない。ただひたすら、自分の夢を実現するための日々が始まる。

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