アマ安田 バーディー締め「自信」37位 93年以来の日本女子ローアマ

[ 2019年7月30日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権最終日 ( 2019年7月28日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )

ローアマとなった安田祐香は自分の名前が書かれたボードを指さし笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 海外メジャー初挑戦の安田祐香(大手前大1年)が1バーディー、5ボギーで回り、通算イーブンパー、284のアマチュア最少スコア(ローアマ)で37位となった。高真栄(24=韓国)が67で回り、通算15アンダーで優勝。今年のANAインスピレーション以来のメジャー2勝目(米ツアー5勝目)を挙げた。横峯さくら(33=エプソン)は通算3オーバーの52位、鈴木愛(25=セールスフォース)は通算4オーバーの55位だった。

 最後の最後で安田が会心のショットを披露した。通算1オーバーで迎えた18番。1組前でローアマを争うバレンズエラ(スイス)が第2打を池に落としてボギーとした直後に見せ場が訪れた。安田の第3打はピンまで87ヤード。「58度(のウエッジ)だとフルショットで85ヤード。52度で打って成功しました」。自信を持って振り抜いた第3打をピンそば50センチにピタリ。バーディー締めでバレンズエラに並んだ。

 冷静にバーディーパットを沈め18歳の表情が緩んだ。メジャーでローアマとなった日本人女子は93年全米女子オープンの小山美保以来。「初めてのメジャーで獲れたのはうれしいし、自信になります」と喜びをかみしめた。

 ティーショットが乱れ、フェアウエーキープ率は61・5%に低下し、パット数は4日間でワーストの33。グリーン手前からの第3打がピンを7メートルオーバーした1番に続き、4、6番もアプローチにミスが出た。それでも苦しみながら勲章を手にした経験は大きい。「堂々とプレーできるようになった。次につながる」と次戦8月1日開幕のメジャー、AIG全英女子オープンを見据えた。

 《ローアマご褒美 トイプードル?ポメラニアン?》父・光祐さんとメジャー2週連続で予選通過を果たした場合に犬を飼う約束をしていたという安田は、「ローアマを獲っても(飼うのは)OKだと思っている」と話した。父はポメラニアンを推しているが、安田は「トイプードルもいい。どちらかですかね」と笑顔を振りまいた。

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2019年7月30日のニュース